遅くなりましたが、去る2/16にNBAオールスターが開催されました。サイトを見ると結果が分かってしまいますので、ビデオを見終わるまではサイトは見ませんでした。で、やっと昨日見終わりました。華麗なパスから豪快なダンクが多かった昨年に比べたら今年は地味な感じがしました。やはりジェイソン・キッドが出ていないからでしょうか、何となく物足りない感じがしました。試合結果も接戦の近年に対し、今年は圧倒的な点差でした。
とは言ってもやはりオールスター。チームのエースをはる選手達が一堂に集っているのですからつまらないはずがありません。まず度肝を抜かれたのがダンクコンテスト。昨年は身長211cmのハワードがスーパーマンに扮して優勝し、今年も2連覇を狙っていましたが、それを阻止したのが身長175cmのロビンソン。彼はスーパーマンが苦手とする“クリプトナイト・グリーン”と呼ぶカラーで登場し、ハワードの赤いスーパーマンのケープに対抗しました。そしてなんと、211cmのハワードを飛び越えてダンクしたのです。まさに、スーパーマンを倒したと言えるでしょう。その恐ろしい跳躍力もさることながら、2連覇を狙っているハワードがロビンソンのダンクを快く引き受けたことも素晴らしいと思いました。いい人だ〜。
そしてオールスターゲームが始まったわけですが、何といっても今回の主役はシャックでしょう。選手紹介の前にダンサーと共にヒップホップダンスを踊って観客を盛り上げ(シャック自身ヒップホップのCDを出しているのもあり、とても上手くてプロのダンサーとの息もぴったりでした。)、試合でも様々なシーンで盛り上げゴール下を制していました。中でもあの巨体がディフェンダーの股下を通したパスを出し、リバースを受けたボールをダンクしたシーンは印象的でした。とても楽しくプレイしていると同時に、往年の輝きを彷彿とさせました。37歳なので、彼のコメント通り今回が最後のオールスターかもしれないと思うと寂しい感じがしますが、ジョーダンも40歳でオールスターに出ていたし、まだ出る可能性はあると思います。それだけシャックはオールスターには欠かせない存在です。
あと、今回の解説者が私の好きな北原憲彦さんだったのが良かったです。彼は試合のことだけでなく、選手の大学時代や少年時代のエピソードなども話してくれるので、とても面白いです。ちなみに今回印象に残っているエピソードはレブロン・ジェイムスの少年時代。貧しかった彼は、少年時代にコーチの元でしばらく寝食を共にしていたらしいです。「そんな時期があったから今のレブロンがあるのかもしれませんね〜」という話で、思わず「へ〜」と言ってしまう自分がいます。
そんな今回のオールスターのMVPはシャックとコービーがW受賞しました。一時期不仲説があった2人ですが、今は一転して家族ぐるみで仲がいいそうです。受賞時のインタビューでも2人とも笑顔でジョークを交えながら話していました。それは、どっちがMVPのトロフィーをキープするのか、という話になったとき。
シャック「コービーは、いい奴だ。僕の息子のために、このトロフィを持って帰れって言うんだ」
コービー「1日だけでいいんだよね?」
シャック「NO。彼は確かに『持って帰れと言った』」
とても和みました。
そんな感じで今年のオールスターが終わりましたが、来年のスラムダンクコンテストには、ついにレブロンが登場するということなので、今から楽しみです。んー、NBAは面白い!
最近のコメント