スターバックスのベンティサイズ

30 06 2011

昨日のボリューミーな話題を引き継いで、本日はスタバのベンティサイズについて。スターバックスの、どのサイズでもOKな無料クーポンをもらったので、ここぞとばかりスタバへ。せっかくなので、普段なら絶対注文しない一番デカイサイズを注文してみました。「ベンティ」というらしいです。「ベンティ」はイタリア語で「20」という意味らしく、20オンスとのこと。さらに調べてみると、日本では500mlのペットボトルが主流ですが、欧米では20オンス、すなわち約600mlが主流らしいです。アイスラテなので、氷で多少コーヒーの量は少ないと思いますが、スタバのコーヒーをペットボトルサイズで飲むとは、何とも贅沢な感じがします。ちなみに、ショートは240ml、トールは360ml、グランテ(イタリア語で「大きい」という意味)は480ml。さすがベンティ、飲み応え充分で、これだけでなかなかお腹一杯になりました。これから一生に何度頼むかどうか分からないこのサイズ、とても貴重な体験でした。

ちなみに、アメリカでは今年、ベンティサイズの上をいくサイズが登場した模様。トレンタ(イタリア語で「30」という意味で、31オンスを表す)サイズといい、なんと916ml!さすがアメリカと言いたいところですが、果たしてコーヒーを1リットルも1日で飲むか〜?話題にはなるでしょうが、あまり売れないような気がします。詳しくはこちら

可愛らしいエプロン型のグリーティングカードに無料クーポンが付いてました

比べるのに良い物がなかったので分かり辛いと思いますが、デカイです。





ちばチャン

29 06 2011

安くてボリュームのある飲み屋「ちばチャン」に行きました。一部メニューにつき、「バカ」「大バカ」注文をするとボリューム満点の料理や酒が出て来るのです。唐揚げもその一つ。大バカ注文をすると、なんと舟盛り!6人で挑戦するものの、とても食べきれず、助っ人を呼んだものの、結局3分の1くらいを残してしまう始末。それでも皆で50個くらい食べたのに・・・。他にも相撲取りが祝い酒を飲む大皿に山盛りの「大バカやきそば」をはじめ、見ただけで腹が膨れる料理がずらりと。さらに、酒もバカ盛りに。これは、通常の量の3倍。う〜ん、ドイツのビアホールで飲んだ時の大ジョッキを思い出しました。あれも凄かったな〜。そんな呆れるほどのボリュームでしたが、味も美味かった!手を抜いた感は全くなく、なかなか細かいところまで配慮されている感じでした。特に、胡麻油とバラチャーシューで絡めた「バカネギ」(量はバカではないですが)はクセになる味でした。やるな〜、ちばチャン。コストパフォーマンスは素晴らしいので、大人数で行くと超オトクですね。ただ一つ注意点が。飲み過ぎて気持ち悪くなって●●するとクリーニング代2万円取られるか掃除をさせられるようなので、ほどほどに。

舟盛りの「大バカ唐揚げ」さん、参りました。





アンパンマンショー

28 06 2011

最近、2歳前の次女がアンパンマンに興味を持ちだしたので、先日アンパンマンショーを見に行ってきました。会場は、以前見に行った時と同じくモラージュ柏。14時からの会で、13時半頃モラージュに着き、会場に足を踏み入れたのですが、もの凄い観客数でした。アンパンマン人気は本当に凄いですね!雨模様だったこともあり、会場は室内だったので、かなりギュウギュウでした。何とかビニールシートを敷いて陣取っていた人達の隙間に入り込むことができましたが、姿勢を変えるのも困難なほどでした。さて、待ちに待ったアンパンマンの登場に子供達も興奮するかと思いきや、デカクてリアルなアンパンマン達に一瞬たじろいでました。前列じゃなくて良かった・・・。まあ、時間が経つと慣れてきましたけどね。今回は、アンパンマン、カレーパンマン、クリームパンダ、ドキンちゃん、バイキンマン、そして白玉王子が登場。白玉王子脚本の演劇をみんなで演じるというストーリーでした。5人で演劇の練習をしている中、劇をメチャメチャにしてやろうと企むバイキンマン。が、その行動に白玉王子が感激し、「最高の悪役だ!」と絶賛するほど。そのままバイキンマンも一緒に演劇をすることになるという、とてもほのぼのした内容でした。子供らは楽しめたようなので何よりですが、如何せん狭かった・・・。足も痺れるし、ショーの後の握手会には参加せず、そのまま会場を後にしました。しかし、これに懲りずに、自分らもきっとまた見に行くことでしょう。

(左から)白玉王子、ドキンちゃん、アンパンマン、バイキンマン、クリームパンダ、カレーパンマン





ラーメン屋巡り 85食目

27 06 2011

べんてん

高田馬場の老舗。10年前くらいに一度訪れたことがあり、とにかく量が多く学生向けという印象がありましたが、ここの醬油ラーメンは、太麺もっちりでダシもとても美味しかったです。あれから10年、たまたま土曜日に高田馬場に来る用事があったので、久々に食したくなり、訪れました。ぴったり正午に着いたところ、既に5人くらいの行列が。ちなみに「べんてん」は、店の前には並ばず、傍の川沿いに並ぶのでございます。15分ほど外で待ち、入店。12席のカウンターのみという狭さ加減は、まさしく老舗という感じです。今回は「つけ麺」を注文。で、腹が減っていたので、通常でも350gあるのに、中盛り(650g)少なめ(恐らく500gでしょうか。)にしてしまいました。待つこと10分ほどで麺が目の前に・・・、「こんなに量が多かったのか」と思うくらい、ダイナミックな量に思わずたじろいでしまいました。ちなみに、大盛りは1kgで、「初心者はご遠慮ください。」と書いてありました。そりゃそーだろーなー。スープは、最近のドロドロこってり傾向とは反して、あっさり魚介風味でした。この魚介風味が絶妙で、とてもさっぱり美味しいのです。スープに合わせるのはもっちり太麺。これがのどごし最高で、するするっと食べられて超絶旨し!チャーシューは少しぱさついていて美味いとは言えませんが、メンマやネギ、海苔といった具材がこのつけ麺と相性バッチリで、とても美味しかったです(特にメンマが肉厚シャキシャキで◎)。残念ながら完食できませんでしたが、麺とつけ汁、最高でした。店を出ると、川沿いに10人以上の行列が。ここは、量がとても多いので、回転率も悪いことでしょう。「べんてん」、また機会があれば、是非訪れたいです。

10年前と変わらない光景にほっとしました。

味は最高。それにしても、この店の麺の量、ハンパないです。

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24ファイナルシーズン

24 06 2011

全シーズン観てきた「24」も、これがラスト。もちろんファイナルシーズンも全部観ました。今回は、なんとジャックがおじいちゃんに。CTUから離れたジャックは、孫とのほのぼの。が、それも束の間。舞台をニューヨークへ移し、いつものように大事件の現場へと引きずり込まれてしまいます。今回は中東問題+ロシアの絡み。いつものように裏切り裏切り・・・。最初の方は、CTU局長の無能ぶりにイライラさせられました。ジャックに協力的だったブキャナンが懐かしい・・・。全体的になかなか面白くて見応えもありましたが、やはり新鮮味やのめり込み度が薄く、マンネリ化は否めませんね。今回がファイナルで良かったかも。もちろん、何点かインパクトがあったこともありましたが・・・。特に●●大統領が殺されてしまったのと、●●がCTUのヘッドになった時は、「おお〜」と思わず声に出てしまいました。イケメンのコールとアーロも良かったですね。あと、今回は他のシーズンと比べて大きく異なった点がありました。それは、「復讐」。なんとジャックが復讐の鬼と化し、次々と殺戮を行ってしまうのです。これは凄まじかった。R指定必至ともいえるこの殺戮劇は、激しい拷問をはじめ、数々のアウトローを演じてきた24のジャックの有終の美を飾るにふさわしいとも言えるかもしれません。

こうして24のシーズンを全て観てきましたが、自分の中ではやはりシーズン5がナンバーワンですね。ただ、ちゃんとシーズン4まで観ていないとシーズン5を観る意味ないですが・・・。それにしても初めて「24」を観た時は衝撃を受けました。海外ドラマにここまでハマったのは初めてですし。なんだかんだ言って、やっぱり終わってしまうのは寂しいですね。「24」は、不滅です!

ジャックによって、何度睡眠不足にさせられたことか・・・。





逆転検事

23 06 2011

「逆転裁判」に登場していた検事「御剣怜侍」を主人公にした「逆転検事」。前から気になっていたのですが、廉価版が発売したのを機に購入しました。舞台は裁判所ではなく、事件の現場。そこからムジュンを見つけて事件の真相へと迫っていきます。全5話(5つの事件が)あるのですが、それらは全てつながっていて、最終話で黒幕の大物に辿り着きます。相変わらずアクの強いキャラクターが多く、多少ウザイなと思ったりしたこともありましたが、現場で犯人を追いつめていくのは結構面白かったです。中でも最終話は謎が多い中、一つ一つロジックを組み立てていったりして、やりがいがありました。でも、自分的には裁判長という法の番人がいる裁判所を舞台にした方が良かったかな。まあ、どちらにしても逆転シリーズは面白いので、「逆転検事2」も廉価版が出たら買うと思いますが・・・。

ムジュンをひきつけるべし!

一番右のロウが男らしくて格好良かったです





NBA2010-2011シーズンを振り返って

22 06 2011

先日2010-2011シーズンを終えたNBA。昨年はシーズン中のトピックスなどをちょくちょく書いていましたが、今シーズンは試合を見ながらも、全然書かなかったので、せめて総括を少し書きたいと思います。

1. 新ビッグ3誕生

今さらながらですが、今シーズン開幕前の一番大きな出来事は、ヒートに誕生した新ビッグ3でしょう。スリーキングスとも言われたウエイド、レブロン、ボッシュ。さらにイルガウスカスやマイク・ミラー、ハスレムなど、サポートキャストも揃え、ヒートは一気に優勝候補筆頭に躍り出ました。

2. ブルズの躍進とローズの最年少MVP

レギュラーシーズン後半、一番話題になったのは、ブルズでしょう。シーズンオフ中にブーザーを獲得した他は、特に主力メンバーの入れ替えは行わなかったのに、ヒートやセルティックスといった強豪を押しのけて、マイケル・ジョーダン在籍以来のイースト1位になったのは本当に凄かったです。その立役者はリーグ最年少MVPを獲得したローズと、ティポドーヘッドコーチでしょう。まだチームも若いですし、来年以降も好成績を残すことでしょう。

3. サンダーとグリズリーズの大躍進

今シーズンのダークホースだったのは、この2チームでしょう。昨シーズンのサンダーはプレイオフに進みながらも、ファーストラウンドでレイカーズに敗戦。まあ、相手が悪かったですけどね。それが、今シーズンは4位でプレイオフへ進出後、ナゲッツ、グリズリーズを破ってカンファレンスファイナルに進出。ここでマーベリックスに破れはしましたが、今シーズンの成績は素晴らしいものになったと思います。そして何と言ってもグリズリーズの快進撃にはびっくりしました。プレイオフの最後の枠を獲得したグリズリーズは、未だフランチャイズ史上プレイオフで1勝も挙げていませんでした。しかも、今プレイオフの対戦相手はレギュラーシーズン1位のスパーズ。順当にスパーズが勝つと予想していましたが、なんと初戦のアウェイ戦を勝利。そればかりでなく、4勝2敗とスパーズを破ってしまったではありませんか。8位のチームが1位のチームを破るのは、まだ史上3回目か4回目だとか。凄すぎです。続くセミファイナルの相手はサンダーと、とても楽しみなカードになりました。トリプルオーバータイムにもつれ込んだ試合もあったりと、両者譲らず3勝3敗になり、今プレイオフ唯一の第7戦での決着に。ダークホース対決は結局サンダーに軍配が上がりましたが、今シーズンのグリズリーズは一味違いましたね。ランドルフとマーク・ガソルのインサイドは圧巻でした。このグリズリーズが来シーズンどうなるか、非常に楽しみです。

4. レイカーズの崩壊

今シーズンはフィル・ジャクソンの最終シーズンということもあり、コービーを中心にスリービートを目指した意気込みを感じていました。しかし、シーズン後半において不安定さを露呈したこともあり、レギュラーシーズンを2位で終えながらも、スリービートへ向けて一抹の不安が残しました。そして、ファーストラウンドの第1戦目にて敗戦し、早くも黄色信号が点灯。その後4勝2敗でホーネッツを下したものの、続くセミファイナルでは、マーベリックスになんとスイープされ、あっけなく敗退してしまいました。しかも、大差がついてしまった第4戦では、オドムとバイナムが危険行為にて相次ぎ退場するという、昨季王者の面影はどこに、といった有様。特にバレアの腹にエルボーをかましてユニフォームを脱いで退場したバイナムは、スポーツマンシップとはほど遠く本当にひどかったです。フィル・ジャクソンは、プレイオフで初のスイープ負けを喫してしまいましたし、散々な最後だしたね。新たなヘッドコーチは、レブロンがキャブスに在籍していた頃のヘッドコーチだったマイク・ブラウンらしいです。今シーズン最後に見事なまでに崩壊してしまったチームをどう立て直すか、コービーとの相性はどうかなど、不安一杯なレイカーズですね。

5. マーベリックスが王者に君臨

NBAファイナルにて新ビッグ3擁するヒートを破り(2006年ファイナルの雪辱を果たし)、ついに、マーベリックスが頂点に立ちました。ノビツキーが入団13年目にして初、そしてチームにとっても創立31年目にして初優勝!また、マーベッリクスでそのキャリアをスタートさせて17年を経て初タイトルを獲得したジェイソン・キッド。ここ10年、ウエストの強豪として君臨しながらも優勝できなかったマーベリックスがついに・・・。おめでとう!自分的にもマーベリックスが優勝して本当に良かったと思ってます。今シーズンのノビツキーは本当に凄かった。3ポイント、無理な体勢からのフェイドアウェイ、インサイドプレイなど、まさにファイナルMVPにふさわしいプレーぶりで、自分も見ていて「うおー、これを入れるかー!」といったシーンがいくつもありました。もちろん、ドイツ人で初のファイナルMVP。以前、確か2006年にノビツキーがシーズンMVPを獲得した年だったと思いますが、ドイツでその年の最優秀スポーツ選手にノビツキーが選ばれました。その時、「ミハエル・シューマッハではなくて自分なんて信じられない」というコメントを語ったそうですが、彼のプレーを見ていれば、誰もが納得できるのではないでしょうか。念願の王者になったマーベリックス。果たして来年はいかに?

ファイナルのリキャップ

なかなか波乱が多くて見所がたくさんあった2010-2011シーズンでしたね。2011年ドラフトはあまり期待できないらしい中、それぞれのチームが来シーズンに向けてどう準備してくるか、そして来シーズンの数々のドラマを楽しみに、10月末に始まる2011-2012シーズンを待とうと思います。





神保町の人気天ぷら屋

21 06 2011

いもや

自分は和食の中で「天ぷら」が一番好き。揚げている音もいいし、新鮮な野菜や魚介類の素材の味を熱々カリカリ&ジューシーに頂けるのが、何とも言えず最高なのでございます。で、神保町を歩いていた際、天ぷらの香りに誘われて入ったお店が、ここ「いもや」。リーズナブルな価格で天ぷら定食を楽しめる老舗で、口コミでも高評価を得ています。そのせいか、時間を外したのにも関わらず、結構な客入りでした。昼時は「天ぷら定食」と「エビ天定食」のみで、13時を過ぎると、追加で単品の天ぷらを注文できるらしいです。自分は「天ぷら定食」を注文。エビ、イカ、キス、カボチャ、春菊の5種類の天ぷらに、ご飯としじみの味噌汁。沢庵の壺漬けは食べ放題なのですが、別にお新香も頼んでみました。用意された天つゆで食べ、外はカリカリ、中はジューシーで非常に美味しかったのですが、自分は熱々の天ぷらを塩で食べるのが大好きなので、「塩ありますか?」と訪ねたところ、若い板前さん曰く「うちは、塩は出していない」とのこと。う〜ん、ちょっと残念だなと思いながらも、白米がこれまたモチモチふっくらで美味しかったので、「おかわり下さい!」と言ったところ、またしても若い板前さんに「残しているうちは、おかわり出来ない」と言われてしまいました。ご飯粒が残っていたのが気に入らなかったらしいです。ちょっとムッとしながらも、年配の店主がサッとおかわりを出してくれました。・・・お願いする人を間違っていたようですね。まあ、一杯目のご飯も二杯目のご飯も一粒残らず食べましたが・・・。しじみの味噌汁も良かったです。肝臓にも優しいし、ガッツリな天ぷらとの相性もグッドです。お新香も100円なのに、何種類もの野菜が入っていて美味しいし、これはお得です。口コミ通り、とても美味しかったですが、自分的には、次は塩でも食べられる天ぷら屋に行きたいです。

コストパフォーマンスは最高です


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ラーメン屋巡り 84食目

20 06 2011

麺 旬風

秋葉原の岩本町寄りの路地裏にあるラーメン屋。醬油をベースに様々な種類のラーメンがある中、人気No.1という「特製こく旨正油らーめん」をチョイス。清潔感があって雰囲気の良い店内は落ち着きました。到着したラーメンは見た目がとても美味そうでした。スープを一口。若干しょっぱめですが、豚骨と魚介の味が染み出てていていい感じです。正油よりも豚骨が強いような気がします。こってり濃厚をイメージしてましたが、そこまで濃厚ではなく、逆にあっさり目でした。自家製麺は残念ながら自分には合いませんでした。このちぢれ具合と噛み応えは、何かインスタントラーメンのようでした。掴みづらかったでしたし・・・。肉厚のチャーシューは柔らかいけど、程よい弾力性+ジューシーで美味しかったです。半熟味付け玉子もいい具合にとろとろで◎。全体的には美味しい部類に入ると思いますが、如何せん麺が残念だったので、そこまで印象に残るラーメンではなかったです。逆に、麺が改善されれば、凄いいいラーメンになると思います。

駅からちょっと歩きます。

コストパフォーマンスは良かったのですが・・・。

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朝倉恭介vs川瀬雅彦シリーズ

17 06 2011

全6冊からなる、楡周平の代表作ともいうべきシリーズ本。初めて読んだのは、第4弾にあたる「クラッシュ」。図書館をふらついていた時に本書の裏面に記載されていたあらすじを読んで、面白そうだと思い借りてみました。天才プログラマーによって乗っ取られてしまった最新鋭機のプログラム。ジャーナリスト川瀬雅彦が、地球規模のサーバーテロに立ち向かいます。ネット社会の現在における永遠のテーマとも言うべきネットウイルスを題材にしていた本書は、手口が具体的に巧妙に描かれていて、物語にかなり惹き込まれていきました。同時に、そのリアリティさに恐怖も感じました。久々に「面白い!」と思えたハードボイルド系だったので、全編全部読んでみようと思いました。

第1弾の「Cの福音」は、悪のヒーロー朝倉恭介がマフィアの大物と組み、コンピュータ・ネットワークを駆使して作り上げたコカイン密輸システムの話。日本の関税法の盲点をついた完全犯罪で、マフィアのボスにも一目も二目も置かれていきます。筆者のデビュー作らしいのですが、犯罪方法を細部まで描きながらも、前半部の単調さは少し退屈でした。特に、一つ一つの動作に形容詞をつけすぎて、ちょっとしつこい感じを受けました。内容はそこそこ面白かったのですが、この第1弾を始めに読んだとしたら、「んー、もういいかな。」という気分になってしまったでしょう。

第2弾は、報道カメラマンの川瀬雅彦が主人公の「クーデター」。怪しい宗教集団が日本を未曾有の危機にさらしていきます。サリン事件を起こした某宗教団体を彷彿とさせ、「日本は平和」という国民意識が高い日本へ警鐘を鳴らしたともいうべき一冊。テロ集団の計画は緻密で、本のかなりの部分を割いていて面白かったのですが、あまりにもあっけない結末がちょっと物足りなかったです。ただ、特に戦闘技術を持っていない主人公が、戦場報道の経験を便りにテロ集団に立ち向かう姿は、何か現実感があってドキドキさせられましたし、第1弾よりずっと面白かったです。

第3弾「猛禽の宴」は、再び朝倉恭介が主人公。今回はアメリカが舞台で、朝倉恭介のパートナーだったマフィアのボスが襲撃され、その後釜争いを中心としたマフィアの勢力抗争です。そんな中、ある人物が恭介の行っている密輸システムに目をつけ、やがて決着の時を迎えることに。まさに手に汗握る、ゴッドファーザーの世界で、これぞハードボイルドという印象を受けました。マフィアの話好きにはたまらない本だと思います。

冒頭に紹介した第4弾を経て、第5弾は朝倉恭介が主人公の「ターゲット」。悪のヒーローがCIAにリクルートされ、北朝鮮が企む恐るべき未知の生物兵器に立ち向かう本書は、かなりオススメです。全シリーズの中で一番面白かったかも。悪のヒーローがCIAの特殊訓練を受けたことにより、大幅パワーアップ。肉体的には去ることながら、身近にあるもので殺傷能力の高い武器を作成するなど、恐るべき男になってしまいます。北朝鮮のターゲットはアメリカながらも、舞台は在日米軍基地で、日本に潜伏するテロリストをCIAらしいやり口で撃滅していく展開は、ハリウッド映画並みに臨場感たっぷり。映画化してもかなりウケると思います。

そしてシリーズ最終作となる第6弾は、初めて朝倉恭介と川瀬雅彦が対峙し、そして最期を迎えることとなる「朝倉恭介」。恭介が完璧に作り上げたコカイン密輸の完璧なシステムが、ついに白日の元に。警察から追われ、CIAが暗殺を企てる中、川瀬雅彦が恭介に接触。悪のヒーローとジャーナリスト、生き残るのはどちらか?恐るべき猛獣と化した朝倉に一介の人間である川瀬がどう立ち向かうのか。アクション性満載で、シリーズの有終の美を飾るにふさわしいものに仕上がってます。

こうして全シリーズ読破しましたが、一作目を除いてかなりレベルの高いものでした。ただ、一作目はデビュー作らしいですから、それを考えると一作目もディテールを細部まで描いていましたし、楡周平氏の本は面白いと思います。他の作品もぜひ読みたいと思います。

第1弾「Cの福音」

第2弾「クーデター」

第3弾「猛禽の宴」

第4弾「クラッシュ」

第5弾「ターゲット」

第6弾「朝倉恭介」