ラーメン屋巡り 52食目

28 04 2010

ひるがお

東京駅にあるラーメンストリートに訪れました。ここには「六厘舎」「ひるがお」「二代目けいすけ」「むつみ屋」の4店舗がありますが、「六厘舎」と「けいすけ」は本店を訪れたことがあるので、まだ行ったことのない「ひるがお」に入りました。ちなみに一番人気は未だに「六厘舎」でした。かなりの行列でした。「ひるがお」もそこそこな行列で、二番人気くらいでした。その「ひるがお」は、かの有名な「せたが屋」のオーナー前島氏の店ですね。本店では昼間のみ「ひるがお」ですが、ここは一日中「ひるがお」。塩ラーメン専門で、化学調味料は使用していないとのこと。塩つけ麺も美味しそうでしたが、まずは人気の味玉塩ラーメン(¥850)+麺大盛り(¥150)をチョイス。エビ系の香りが漂う、濁り気味の透明スープ。最初はインパクトに欠ける印象を受けましたが、口の中で魚介(特に貝の味)がジュワーっと染み出ていて美味い。アクセントに柚子(orかぼす)の香りもして飽きの来ない味に仕上がっています。飲めば飲むほど美味い、とても体に優しいスープだと思います。麺も中心の芯が程よく透き通っていていい茹で加減でした。細麺が優しいスープと見事に融合していました。玉子も黄身が濃厚でとても美味でした。黄身に乗っていた小エビも良かったです。アオサノリもシャキッとした歯ごたえがして、スープにもマッチ。とても美味しかったです。残念なのはチャーシュー。程よい柔らかさだったのですが、味がいまいち。何か煮込み過ぎて肉の旨味が飛んでしまったような印象を受けました。ただ、全体的にはとても美味しい塩ラーメンだと思います。スープもほとんど飲み干してしまいましたし。さすが前島氏のラーメン店だなと思いました。まだ元祖「せたが屋」には行ったことがないので、是非行きたいと思います。

「ラーメンストリート」という名前なのに、4店舗とは寂しいです。せめて10店舗は欲しい。

「こだわりの塩ラーメン」という思いが滲み出ていました。

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マジックアワー

27 04 2010

久々に映画で笑いまくりました。ここまでやってくれると、愉快ですね。スタッフもかなり豪華でびっくりしました。唐沢寿明、香取慎吾、谷原章介、鈴木京香などの名優が脇役をするという贅沢ぶり。これも三谷マジックなのでしょうか。古き良きアメリカの雰囲気を醸し出している街でギャングの親分に死刑宣告をされた妻夫木聡。5日以内に幻の殺し屋を親分の元へ連れて行く約束を交わしながら、どこにいるかも皆目検討つかず。最期の手段として取った行動は、自分が映画監督になり、無名の俳優を使って幻の殺し屋を演じ切ってもらうこと。その俳優こそが佐藤浩市。映画の撮影だと信じ切っている佐藤浩市と本物の殺し屋だと思い込む親分の西田敏行。そして映画監督を演じながら親分の顔色を窺う妻夫木聡。彼らのやりとりが面白すぎでした。中でも佐藤浩市が何度もナイフを舐めたシーン、かなり笑えました。内容は本当にくだらないのですが、役者もいいし、全然退屈しなかったです。普段の疲れやストレスを忘れさせてくれる、愉快・痛快な映画でした。

ここまでやってくれると、もう何も言えないです。ただ笑うだけです。





夏草の賦

26 04 2010

大河ドラマ「龍馬伝」で話題になっている土佐。幕末より250年以上も前の戦国時代、この土佐を興した人物である長宗我部元親。彼の生涯を描いた著書です。彼が君主になった時は、まだ土佐の一部しか取得していませんでしたが、全盛期には四国全土にまで勢力を広げました。しかし、生まれ合わせた場所が悪く、東海道の要所を押さえた信長に脅かされ、本能寺の変の後は秀吉に脅かされ、ついに秀吉に屈して土佐一国に引っ込まざるを得なかった元親。20年の戦で2万人という被害を出しながら、報われなかった感がありますが、それは毛利や上杉、武田等も同じでしょう。むしろ、本州とは遠い位置にありながら、まだ美濃を押さえたばかりの信長に近づき、明智光秀の筆頭配下ともいえる齋藤利三一族である菜々を嫁にもらったりしたところは、先見の明がある名君だなと感じ入りました。そして何より「一領具足」でしょう。兵士数が足りないことを解決するため、戦時には農民も兵士とする、いわば屯田制ですが、この政策がとてもウケ、土佐独特の気風になりました。秀吉侵攻時には徴収する年齢幅を広げたことにより、武士と農民の階級意識がほとんど無くなった感もあります。それが幕末に活発だった土佐藩のルーツになったともいえるようです。こうして四国に覇を唱えた元親でしたが、最期は心身ともに弱り果てた姿になってしまいました。九州征伐戦で、息子の信親を失い、その直後に菜々が病死したことで、生きる希望を無くしてしまったようです。世の中の動き(秀吉が死んで家康が台頭してきた)にも全く反応しなくなり、愚鈍な君主に成り果ててしまいました。そして、後を継いだ盛親が大阪側について夏の陣で敗れたため、長宗我部家は滅亡。同じ境遇にありながら上手く世を渡り歩いた伊達政宗とは対照的ですね。ただ、戦国時代において初めて四国を統一した「長宗我部元親」。彼の偉業はとても素晴らしいと思います。またこの本は長宗我部元親を英雄視するのではなく、彼の大名感や人間味を数々取り入れるなど、リアルな人物像を描いていたのが良かったです。とても読みやすい本なので、「土佐」ブームな今、オススメの一冊です。

TVの特別ドラマとかにも採り上げて欲しいです。





キャラ弁

23 04 2010

本日は、長女の幼稚園の遠足ということで、朝弁当を作ってました。長女が大好きなアンパンマンとバイキンマンのキャラ弁。あいにくの雨で、博物館に行くそうですが、楽しそうですね。いいな〜、父ちゃんは仕事だー。それにしても幼稚園はお金がかかる!今日の遠足、¥4,000するそうです。博物館の入場料は¥500ほどなのに、親が付き添って2時過ぎには解散になるそうなのに、高い〜。半額でもいいのでは?子供手当の支給が待ち遠しいです・・・。

昼食時、長女の喜ぶ顔が目に浮かびます。





ラーメン屋巡り 51食目

22 04 2010

濃厚魚介スープで有名な恵比寿のラーメン屋。多分、以前「英」という名のラーメン屋があった場所。昼飯時を過ぎた時間に訪れたのに、店内はなかなかの客数でした。食券で味玉ラーメンの大盛り(¥1,000)を購入。看板にあった通り、鰹の粉末がふんだんに使われている、かなり濃厚な魚介スープでしたが、全然くどくない。いつの間にかスープがほとんど無くなるほど、クセになる味です。とても美味しいです。高田馬場にある「渡なべ」のようなスープでした。スープにほどよく絡むコシのある細麺もいい感じでした。ただ、具がイマイチでしたね。チャーシューは厚めでしたが、特にこれといった印象もなく、メンマは色の濃さからして独自のタレに漬け込んだのかと思いましたが、見た目だけで味は普通でした。味玉は程よい半熟加減で良かったです。総合的に見ると美味しい部類に入るラーメン屋だと思います。ちなみに、池袋とかにも店があるそうです。

東口の大通りからちょっと路地に入ったところにあります。

「渡なべ」よりはインパクトに欠けますが、美味しかったです。

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余命

21 04 2010

「いのちの尊さ」について改めて考えさせられた映画です。ネタバレ注意!

松雪泰子演じるヒロインの滴は、結婚10年目にして懐妊。しかし、以前の乳がんが再発してしまい、もはや根治は不可能な状態になってしまいます。「子供を産んで自分の余命を短くするか」または「治療に専念して余命を少しでも長くする代わりに子供を諦めるか」の選択を迫られた滴の答え—。自分の意志を貫くため、誰にも相談せず、一人苦しむ姿は見ていてとても辛くなりました。せめて夫の良介演じる椎名桔平には全てを打ち明け、自分の意志を貫く旨を伝えればいいのにと、もどかしい気持ちを覚えたくらいでした。そんな夫を遠ざけるように、出産の時期に重なる仕事(離島でキャンプをしながら撮影すること3ヶ月)へと追い出しながら、夫からの連絡が一回も入らない事に腹を立てたシーンがありました。滴の気持ちも分からなくないですが、状況が分かっているならいざ知らず、病気のことは何も知らない上に嫌われたかのような態度をとられて一方的に怒られるのは、何か身勝手な感じがしました。その後の良介の優しさ、「全然反論しないの?」という疑問もありましたが、それ以上に滴に対する深い愛情を感じました。それだけに、海辺で滴が良介に対してお願いしたシーンは、かなり切なく胸が締め付けられました。「どんなに忙しくても瞬太の誕生日には一緒にいて、私の分まで祝ってあげて」「入学式や卒業式、運動会にも行って」「いつか彼女を紹介しにきても、瞬太が選んだ子なら間違いない」など、子供の成長を見る事のできない悲しみを超えた、子供に対する「一途な愛」が伝わってきました。そして極めつけはエンドロール。普段映画を観る時は、エンドロールまで観ないのですが、産まれた赤ん坊(首もしっかり座っていたし、生後4ヶ月くらいでしょうか。)を優しく微笑みながら抱いている松雪泰子。その「母の愛」に最後まで見入ってしまいました。

この映画を観て、母子共に健康でいられる自分たちは幸せだな〜としみじみ思いました。普段当たり前のように生活していますが、今という時間を大切にして過ごさなくてはですね。

小さい子を持つ親必見!の映画だと思いました。





リヴィエラを撃て

20 04 2010

日本推理作家協会賞と日本冒険小説協会大賞を受賞した、IRAを巡る長編小説。自分が高校の時、世界史を専攻しており、その時からIRAに興味(IRAって良くテロリストとして扱われますが、自分は違うのではと思うのです。元々イギリスに侵略・迫害されたので、それに対抗するため立ち上がったゲリラのようなものだと思うのです。第二次大戦のレジスタンスのように。)があったので、この小説に手を伸ばしました。

1992年冬の東京。元IRAのジャック・モーガンが謎の死を遂げますが、それが全ての序曲だった。事件全貌の黒幕とされる「リヴィエラ」とは何者なのか?その秘密を巡り、CIA、MI5、MI6が暗躍する。誰が敵で誰が味方なのか、次第に分からなくなっていく中、舞台はイギリスから日本へ。組織の枠を超えた感情と謀略が入り交じる、国際諜報戦を描いた小説。

小説の中の主人公は、ほぼジャックです。彼が何故IRAに身を投じたのか、そのルーツから、彼が非業の死を遂げるまで、ジャックを中心として物語が進みます。この小説を一言で表すなら、「裏切り」です。妻だった女が実はスパイだったり、表と裏の顔がある人物が非常に多い。そしてジャックの身のまわりの人物がどんどん殺されていく。そしてそのジャックも死に、ジャックの遺志(?)を継いだ4人の人物も1人を除き、全て死に至ってしまいます。生き残った人物がイギリス人の父親を持つ警察官・手島。小説の後半では、彼がその大きな秘密の全貌に迫っていきます。この本を読み終えた時、最初の感想は「疲れた」です。普段は気楽に読書をしており、速めに読んだり前の内容を多少忘れてしまっても、そんなに気にならずにそのまま読み進めることが出来るのですが、この本に関しては、そんなことをしたら頭がてんてこ舞いになり、どんどん分からなくなってしまいます。そのくらい登場人物の感情や活動が複雑に入り乱れているところがあるので、じっくり読み込まないとならなかったです。お陰で普段よりも読むペースが明らかに落ち、2冊読むのに2週間ほどかかってしまいました。読み終えた時は何か達成感を感じたほどでした。でも、内容は面白かったです。常に身の安全は保障されていない、その緊張感もひしひしと伝わってきましたし、話の展開も飽きがこなかったです。何より現実性に欠けていないところが良かったです。全貌はほぼ明らかになりながら、完全に解決されなかった物語の最後も、何かリアルでしたし。「裏切り」と「暗躍」が主体なので、一貫して冷たい印象のあった物語でしたが、最後のシーンで人の温もりを感じたので、後味も良かったです。読み切るのには根気が要ると思いますが、とても面白い小説だと思います。

読み応え十分な内容です。