燃えよ剣

24 02 2010

新撰組副長「土方歳三」の話です。多摩での不良少年時代、新撰組時代を経て函館で戦死するまでを描いています。以前大河ドラマで放映された「新撰組」も面白かったですね。どうしてもその頃のキャストが本の登場人物に同化してしまいました。近藤勇は香取慎吾、土方歳三は山本耕史、沖田総司は藤原竜也、・・・。特に土方歳三を演じた山本耕史は役にハマってましたね。齋藤一を演じたオダギリジョーも良かったなあ。大河ドラマでは池田屋事件をピークに衰退し、最後は近藤勇が処刑されて終わる訳ですが、この本は函館の戦いまでを描いています。TVでも特別ドラマとして函館時代を放映していましたが、本当の最後の場面のみでした。それに対し、この本は流山で近藤と惜別してから宇都宮、会津と、彼の転戦ぶりを描いており、とても面白かったです。特に宇都宮城攻略戦が印象的でした。京都での新撰組としての戦いはもちろんですが、新撰組崩壊後の活躍も凄かった。鉄砲玉が彼を避けるように飛んでいたし、将として大切な運も持っていました。最後の五稜郭での戦いも、味方が総崩れの中、土方歳三率いる軍だけは優勢でしたし。彼はまさに喧嘩するために生まれてきた男なのだなあとつくづく思いました。ちょっと前に「坂の上の雲」を読んでいただけに、彼が生き残って日露戦争で一軍を率いていたら、きっともっと有利に戦えていたのではないかなと思いました。特に旅順攻略・・・。

攘夷や尊王、左幕など、思想が入り乱れる中、土方歳三は思想を一切変えませんでした。というか己にあるのは戦いのみで、思想とは無縁でした。そんな土方歳三は人々から恐れられ、悪役のレッテルを貼られていましたですが、俳句を作ったり淡い恋をしたりと、人情ある一面も描かれていました。そして何より新撰組を一番愛していたのは間違いなく彼でしょう。新撰組を語る上で絶対外せない土方歳三。司馬遼太郎の本ということもあり、とても面白くて一気に読んでしまいました。幕末を舞台にした司馬遼太郎の本の中で「龍馬がゆく」と共に、この「燃えよ剣」もオススメです。西郷隆盛と大久保利通にスポットを当てた幕末長編「翔ぶが如く」は大河ドラマを少し観ただけで、ちゃんと読んだことがないので、これも読もうと思います。

上巻は新撰組の誕生から栄光、下巻は新撰組の衰退とその後が描かれています。

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