坂の上の雲読破

15 02 2010

全8冊読み終わりました。昨年末にTV放送された影響もあり、貸出中が続きなかなか読み進むことが出来ませんでしたが、祖母が「坂の上の雲」を購入したので、続きを借りて読む事が出来ました。

なかなかこの時期(明治維新〜日露戦争)の本を読んだ事がなかったので、結構勉強になりました。秋山兄弟と正岡子規を中心に描かれ始めた著書ですが、子規が死に日露戦争に突入する頃から「日露戦争」を中心とした内容になっていきました。呼んでいると、この時代を調べた司馬遼太郎の感想や意見も多く書かれており、普通の小説とは一線を画する物に感じました。事実を述べるだけでなく、それを考察されていたので、読みながら考えさせられる内容でした。「陸軍・海軍ともロシアに何とか勝利した」という認識でしたが、実際は海軍は完全勝利を収めたものの、陸軍は本当に首の皮一枚で生きながらえた感じだったのですね。ある程度戦ったら退却し、相手の戦線が伸び切ったところで、一気に攻勢を仕掛けようとするロシアに対し、国力の乏しい日本はある程度勝利したら自国が有利な交渉を持ちかけようとします。結果として日本海海戦で日本が完全勝利したおかげで、何とかそれが達成されましたが、読んでみるとロシアは負けるべくして負けた戦いと言えるかもしれません。相手が無能な総司令官だったり、君主制を敷いていたり、イギリスを始めとした欧州の多くの国が日本を支援していたりと、日本に有利な背景がゴロゴロと転がっていました。さらに、国内でも革命の危機が訪れていたことも幸運でしたね。世界文明から大きく引き離されていた日本が驚くべきスピードで追いついたのは、ひとえに日本人全体の鬼気迫る努力の賜物といえると思います。実際、国家費用の大多数を軍事費につぎ込んだおかげで、生活水準はかなり低くなっていたようです。そんな生活でもガマン出来たのは、欧州に国土を蹂躙されてしまった清のようにはなりたくないという危機感があったからでしょう。ただ、欧州列強の筆頭ともいうべきロシアに挑み、それに勝ったという驕りと「日本は神の国」(確かに本を読んだ限り、日本に有利な風や天候により勝利を収められたという事実もあったようです。)という思想が陸軍やマスコミから国民へと浸透していき、昭和の悲劇を招いてしまうことになってしまいます。でも、この時代の日本は一つの目的に向かって国民が一丸となって取り組んでおり、国際法も重んじていて(捕虜に対する扱いなど)素晴らしい軍人、そして祖先だったのだなあと実感しました。

全8巻読破しましたが、TVでは第2弾と3弾が今年の年末と来年の年末に放映されるので、それも観ようと思います。

日本海海戦がクライマックスになってます。

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