おくりびと

30 07 2009

ネタバレ注意。

昨年のアカデミー賞で外国語映画賞を受賞した「おくりびと」を観ました。笑いあり涙ありの心温まる映画でした。モッ君演じる主人公はチェロ演奏者でしたが、オーケストラに入った途端に解散。思い悩んだ末に田舎の山形に戻ることを決意するところから物語がスタート。職を探している中、ふと「旅のお手伝い」というコピーに目が止まり、その会社に面接へ。旅行代理店と思って行った訳ですが、「旅」というのが誤植で、「旅立ちのお手伝い」だったことが判明。私の仕事上、「こんな失敗があったらタダでは済まないぞ」と思いながらも、この主人公と社長のやりとり(社長の「あ〜、これは誤植だ。」という軽い台詞)に笑ってしまいました。また初仕事のモデル姿も可笑しかったです。こうして主人公は納棺師という職に就くことになった訳ですが、モッ君メチャメチャ凄い!流れるような華麗な手つき、正にプロ顔負けという上手さでした。実際、モッ君のこの映画に対する思い入れがかなり強かったらしく、納棺師のプロの元で修行していたらしいです。遺族から感謝される場面、泣けました。自分が一番感動したのは銭湯のおふくろさんが亡くなった場面です。キレイに施した後ふと思って、いつもおふくろさんが身につけていた布(スカーフ?)を首に巻いたシーン、心がジーンと熱くなりました。その後の火葬の場面も泣けました。火葬の窓を覗く息子とスイッチを押す火葬場のおじさん(銭湯のおふくろさんと仲良しだった)のやりとり、本当に泣けます。クリスマスに事務所でチェロを演奏したシーンも良かったですね。主人公のチェロ演奏を聴きながら感慨に耽る社長と秘書(?)、何とも言えませんでした。そして30年以上会っていない親父さんの死体に直面したシーンも良かったです。硬く握られた手を開いたら、そこから石がポロリ。それは、親父が出て行く直前に2人で「石文」として石を交換し合った、あの「石」だったのです。そしてその瞬間、全く覚えていなかったその頃の親父の顔をはっきりと思い出したのでした。とても心が温まりました。「死」について、また「生きているうちに孝行を」と考えさせられました。本当に素晴らしい映画でした。

以前TVで「おくりびとの舞台となったツアーが人気」という情報が流れていました。今まで一番訪れたいと思ったロケ地は、「北の国から」の富良野でしたが、今回「おくりびと」を観て、ここ(山形)も行ってみたいなあと思いました。

映画上映後、納棺師に注目が集まったらしいですが、その理由が分かったような気がします。

映画上映後、納棺師に注目が集まったらしいですが、その理由が分かったような気がします。

チェロ独奏の場面となったイスも、ロケ地に置いてあるそうなのですが、あまり知られていないとのことでした。

チェロ独奏の場面となったイスも、ロケ地に置いてあるそうなのですが、あまり知られていないとのことでした。

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