大河ドラマに六文銭を

25 06 2009

6月も終わりに近づき、「天地人」も中盤になってきましたね。城田優が演じる真田幸村も表舞台に出てき始めていますが、自分の中では真田家が好きで、特に幸村の生き様は格好良いなと思ってます。以前読んだ、池波正太郎の「真田太平記」は本当に面白かったです。武田家滅亡から始まり、関ヶ原や大阪の陣を経て、徳川家の家臣として生き残った信之が真田家取り潰しの陰謀をくぐり抜けて終わるというストーリー。天下の情勢が目まぐるしく動き回る中で弱小大名である真田家がいかに生き残っていくか、また悲劇の戦国ヒーロー的存在である真田幸村の生き様を大河ドラマで観たいです。「天地人」の真田家(特に昌幸)は悪知恵の働く姑息な武将として映し出されている感がありますが、家康が大軍で攻めて来た時にほうほうの体で追い返したり、関ヶ原へ向かう徳川秀忠を屈辱的な足止めを食らわせたりと、「真田太平記」では見事な知将として描かれています。まあ、九度山に流されてからはあまりにも変わり果ててしまいましたが・・・。でもこの物語もかなりヒューマンドラマっぽいですし、国民的に人気のある真田幸村らにスポットを当てることで、視聴率も結構取れるのはないでしょうか。来年は「坂本龍馬」、そして再来年は信長の妹「市」の三女「江」の生き様を描いた『江〜姫たちの戦国〜』に決定したそうですが、この「真田太平記」を是非近々大河ドラマとして採り上げて欲しいです。

真田家の旗印「六文銭」。

真田家の旗印「六文銭」。